サウンドレビュー - 宇多田ヒカル/あなた | Studio Onett

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18.02.23(金)サウンドレビュー – 宇多田ヒカル/あなた

  • 素敵な楽曲とサウンドでしたのでレビューしたいと思います。

 

全体的にローファイで温かいオケにきらびやかなボーカルが映えますね。

少し分解して考察していきたいと思います。

 

・ドラムス

とても太い音で構成されています。NEVE卓で録音されたようなサウンドに感じました。

キックが特に印象的で、アタックをとことん潰して引き伸ばしています。

 

・ベース

こちらもアタックが優しいです。そっとキックに添えているのですが埋もれすぎず、ベース単体としてしっかり主張しています。

 

・ピアノ

かなり珍しいのがほぼセンターに固まって定位しているという点。後述しますが、ブラスセクションを活かす為のチョイスだと思います。上下の音像もかなり下に置いていますね。

 

・ストリングス

バラード曲ではストリングスを出すことが多いのですがかなり控えめです。しかしダイナミクスがかなり残っているのでここぞ!というところで出てきていますね。

 

・ブラス

この楽曲の主役なのではないでしょうか。左右も一番広がっていて聞かせたいという意図が読み取れますね。アンビエンス感を感じる音作りになっています。

 

・ボーカル

オケとの対比させる処理が素晴らしいなと感じました。こちらはダイナミクスを少なくしてくっきり。録り音は恐らく死ぬほどHi伸びしていますが、これまでの作品に比べるとミックス段でかなり抑えてるように感じます。テープディレイがピンポイントでかかっていてかなり作品に効いているのですが、隠れたところでデジタルピンポンディレイをほんの少しだけ、ほんの少しだけこっそり飛ばしていたり笑。いやらしいです笑。

パフォーマンス面ではBメロでのかなり長いしゃくり上げがさすが宇多田さんといったところでしょうか。

 

・コーラス

これはもう意味不明ですね。頭の後ろで鳴っているんですよ。通常のM/S処理だけではこういう鳴り方はしてくれなくて、EQ処理などの段階からかなり狙わないと不可能なはずなので素晴らしいの一言です。しかも広がりっぱなしではなくて、パートごとにセンター寄りに定位させていたり。一切手を抜いてないぞ!という強い意志を感じますね。

 

以上、レビューでした。沢山聞いて自分のサウンドに生かしていけたらなと思います。

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